みなさん、こんにちは!1児のママジャンヌです。
娘が生後7か月で保育園に入園したときのことです。
4月に入園し、慣らし保育後にはアデノウィルスで2週間ほどお休みし、2日行けばまた風邪を引いてお休みすることを繰り返しました。
4月中旬以降に風邪で鼻水をたらしていましたが、治りきれない風邪が影響し中耳炎を発症。
そこがはじまりで中耳炎を繰り返しました。
風邪をこじらせたら直結するのが中耳炎と言う我が子は、毎週のように切開をし、耳から血の混じった耳だれが溢れてくると言う痛々しい状況。
0歳8か月の赤ちゃん。
これは見ていられない。
娘は繰り返された中耳炎で、結果的には生後10か月時点で緊急入院。
子供に多い中耳炎。
症状や治療法について、我が子の体験談を交えつつ詳しくお話していきたいと思います。
中耳炎の症状は?
中耳炎の症状は、耳の奥が痛いと感じるのが最初の症状です。
この痛みは夜になると強くなる傾向なので、「あれ?何かの勘違いだったかな?」とやり過ごしてしまうこともあるかも知れません。
ところが、夜になるとまた痛む。
1日中耳が痛いわけではないのなら中耳炎の可能性が高いと言えます。
筆者は小学校低学年まで中耳炎を発症することが多かったのですが、夜は寝ていられないほど痛くなり翌日耳鼻科が開く時間まで待ちきれないと思ったことがあるほどでした。
ここから更に症状が進むと、熱が上がってきて、しまいには鼓膜が破れて耳垂れが出ることも。
我が子が生後8か月で中耳炎を起こした時は、とにかく高熱。
不思議と中耳炎は夜になると痛みが増し熱がグングン上がるので、40度前後まであがりました。
辛かったのか、眠っていたはずなのに泣き始めると言う夜泣きもしました。
まだ喋れない子が中耳炎の場合は、耳を気にして触ることもあるようです。
ちなみに、どのぐらい小さい子から中耳炎になるかですが、珍しいケースで生後1か月ぐらいからかかることがあるそうですよ!
耳垂れって何?
【実際の写真です。閲覧注意】
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耳から膿のようなものが出てくることです。
小さい子の場合は、耳が痛い段階では親が察知しにくいので、発熱して中耳炎に気が付くパターンが多いかも知れませんが、なんと我が家は耳垂れで中耳炎に気づいたことがあります。
血が混じる耳垂れが出ていて気が付いて、めちゃくちゃビックリしました。
妙に夜泣きするなぁとは思っていたけどこれか!と、びっくりし耳鼻科に走ったこともあります。
中耳炎で目やにがでる?
朝起きたら娘の目が目やにで開かない!
びっしりまつ毛にくっついた目やにに驚いたことがありますが、中耳炎を起こしていて目やにが出てくると言う症状が出てくることもあります。
風邪の菌が入っている鼻水が、鼻涙管という目と鼻をつなぐ通り道を細菌が逆流して目に侵入し、結膜炎を起こすためです。
私は知らなくて目の病気になったのかと思いましたが、中耳炎と合わさりやすい症状なのだそうです。
結膜炎の目薬程度であれば耳鼻科で目薬も処方してくれるケースもありますが、別途眼科を受診するように言われる場合もあるかも知れませんので、かかりつけの医師に確認してみて下さいね。
逆に中耳炎を起こしているとまではいかないけれど、鼻水が酷く目やにが酷い時もありました。
その場合はそのまま中耳炎に直結する可能性も高いという事で、十分鼻水のケアをする必要があります。
ちなみに、我が娘が中耳炎対策にチュービング手術を行ったあとはめっきり中耳炎を起こしにくくなりました。
よって、中耳炎にはなりにくいですが、目やにだけが酷いときがあるという状況。

風邪の菌で弱っている時なんかに目やには多くなるからねぇ。
用件が”目やにの治療だけ”になっている時だったので眼科にだけかかることもありましたよ!
中耳炎の可能性がある場合、子供だから小児科?耳鼻科?
ずっと鼻水も出ていたし、耳が痛い様子で熱が出ている!
きっと中耳炎だろうと思えるような症状だった場合、子供だから小児科でいいのかな?
そう考える方もいらっしゃると思います。
我が家もそう考えて小児科を受診しましたが、ズバリ中耳炎の可能性が高そうなら耳鼻科が良いと思いました。
と言うのも、我が子の場合は耳の中の炎症が強く高熱。
黙っていても鼓膜は破れるかもしれないけど、膿を出してあげた方が楽。
という事で、切開(耳の鼓膜を切って膿を出す)をした方がいいケースばかりでした。
小児科から紹介状が出てその日に耳鼻科に行くと言うパターンがあったので、その後見分けがつくようなら最初から耳鼻科に行くようになりました。
切開の必要があってもなくても、耳鼻科でも中耳炎の治療薬は処方してくれますので、症状が重い場合を考えて専門医に行っておくとそのまま処置してもらいやすいですね。
ただし、風邪の症状そのものも強く治療が必要な場合は小児科の受診も必要だと言われる場合があります。
例えば、咳も酷く出ていて気管支炎を起こしかけているだとか、中耳炎に合併して小児科医にも診せた方がいい症状がある場合などです。
ちょっと難しい判断ですよね。
我が家では、高熱で鼻水がすごい!
耳の切開をしてもらった方が良さそうなぐらいの中耳炎であれば小児科では切開出来ませんので耳鼻科へ。
鼻水も綺麗に吸い取ってくれますし。
風邪の症状の方が強くて、咳き込んでいる。熱もあるし、もしかしたしたら中耳炎も合併してそうだけれども・・・と悩んだら、小児科にしていました。
抗生物質の処方だけで治療できそうであれば小児科だけの通院で済みますから、まずは一旦切り分けの意味で小児科へ。
小児科でも耳の中を確認しますので、専門医が良さそうであれば先生がそう伝えてくれるはずです。
どこにかかろうかと悩むママ、多いと思いますが、参考になりましたでしょうか?
100%この判断が正しいわけでもなく、かかりつけ医によってはこれもOK、これは専門医で!と言う切り分けが違うところもあると思うので、あくまでも参考までにと言うお話でした。
中耳炎の治療とは?
中耳炎の治療は、耳の中の炎症を抑える抗生物質と、熱と痛みがあるようだと座薬を処方されます。
中耳炎は夜強く痛みだし熱もあがる傾向にあるため、我が家は夜に座薬を使うケースが多かったです。
また、切開(鼓膜を切って膿を出す)をした場合や、炎症が強く鼓膜が自然に破れた場合は細菌感染を防ぐため「点耳薬」という耳に入れる目薬のようなものを処方される場合もあります。
数日分処方され、鼓膜内の炎症が落ち着くことで痛みが消えていくのが通常の治療の経過です。

小さい子が痛くて眠れないということがないよう、
座薬を使って痛みを止め解熱しげあげてOKなのだそうです。
中耳炎が悪化するとどうなる?
ズバリ我が娘、入院して治療しました。
3日ほど抗生物質を飲んでいるのに熱が下がらないのがおかしいと思ったので、その日は耳鼻科ではなく小児科に行ったのです。
小児科医もおかしいと思い、血液検査を実施。
結果は、体中がばい菌だらけ!血液の炎症反応が強いため発熱しているということでした。
ここまで酷くなってしまったのは、毎週のように治りきれない中耳炎を繰り返ししていたためだと考えられるとのこと。
抗生剤が効いていないのか、効きづらい体質なのかは不明ですが、効きが悪い娘。

効いてなさそうな抗生剤飲み続けても仕方ないので、一旦入院して、点滴でちゃんと治療しましょう!
このままだとお子さん疲れちゃうから。
小児科

これ以上抗生剤効かないなら、
入院してもらおうかと思ってたよ!
耳鼻科
と言う結末でした。
結局は1週間入院して、7日目朝に退院。
血液検査の炎症反応の数値が下がるまで、抗生剤を飲むのではなく点滴で薬を投与すると言う治療でした。
この時の入院事件は、中耳炎の治療のための抗生剤を1か月以上飲み続けている状態でした。
処方された分を飲み終えるとまたすぐに中耳炎で熱と言う繰り返しで、実質ずっと飲んでいる感じ。
毎週のように中耳炎で鼓膜も破れていたので、今思えば熱さえ下がればまた保育園に行かせると言うのがいけなかったと後悔しています。

夫の給料だけじゃ厳しくて。入園が決まったらすぐ仕事決めて、保育園に預けて頑張っているところで休みづらいというママ。辛いですよね。熱がなく登園可能だから行かせるけれど、ゆっくり治してあげたくて行かせたくない気持ちとの葛藤。
結局仕事は、上司からの嫌味でストレス限界。休みづらくて辛くて辛くて1カ月半の在籍でやめちゃいました。
中耳炎を繰り返しやすい場合の対策”チュービング手術”
中耳炎を慢性的に繰り返す場合に行う「チュービング手術」について、お話します。
娘は保育園入園後1カ月以上中耳炎を繰り返し、生後10か月時点で入院治療をしたわけですが、その入院中に提案されたのがこの手術。
中耳炎のたびに高熱が出るのは、炎症を起こし耳の中で膿がたまると言う事象が起きるわけですが、これ以上鼓膜を切開し続けたり、高熱を出し続けているのは本人にとっては辛いものですよね。
そこで、鼓膜にあらかじめ穴をあけチューブを通して膿の排出をすると言う仕組みを構築する手術があると提案されました。
娘は引き続き保育園で風邪をもらいやすい状況である上、どうやら中耳炎を起こしやすいタイプ。
そしてまた中耳炎のたびに切開ばかりしていると、塞がってもまた鼓膜を破るわけですから、穴がふさがりにくくなることも考えらると言う説明を受けました。
鼓膜に穴を開けてチューブを留置します。
風邪をひいたときに中耳炎を起こしても、膿が排出され外に出ていきます。
そのため熱は出にくくなりますし、本人の負担が少なくなり、中耳炎を起こしやすい小学校にあがるまでの間の乳幼児期を過ごしやすくすることが目的の手術。
と言っても、手術をしたチューブは永遠に耳の中に残るものではありません。
個体差がありますが早くて半年で抜け落ちます。
長くても2年ぐらいしか維持できないチューブで、役目を終えると自然と抜け落ちるそうです。
稀に抜け落ちない場合は、再手術をして念のため除去するとのこと。
ただ我が娘の場合、0歳であるが故、動いたりすると大変危険なため全身麻酔になってしまうと言うもの。
もう少し上の年齢で親の言うことがわかり、じっとしていられるお歳であれば部分麻酔で済むそうです。
手術時間は10分程度。
一度退院して生後11カ月の時に再入院し、我が娘は両耳にチュービング手術を行いました。
片方だけ中耳炎を起こしやすい子は片方だけ手術を行うことも可能なのだそうです。
娘の場合、中耳炎の治療のために一旦入院し、1か月後に手術のために入院しましたが、その時また中耳炎を起こしている状態でした。
手術をするにあたり、全身麻酔は怖いですが、何もしないとまた中耳炎ばかりであまり耳が聞こえない期間が長く耳が悪くなるのも心配。
やってあげてよかったと思っています。

術後、チューブのメンテナンスに月1回ペースで通院。耳にカメラを入れて見せてもらえる病院だったのですが、めちゃくちゃちっちゃいホースがピョコンと刺さってる感じです。中耳炎が起きるとちゃんとそこから黄色い膿が出て機能していることがわかりました。

娘は術後もまた中耳炎を起こして、耳からタップタプになるほど膿が排出されてました。チューブがあるお陰で大事に至らなかったのですが、思ったほど熱がコントロールできず高熱。
手術した病院の先生ももうちょっと熱コントロールできるはずなんだけどなぁ?と首をかしげていたので、ほんとめちゃくちゃ中耳炎の起こしやすい子だったのだと思います。
そもそも中耳炎はなぜ子供に多いの?
中耳炎になる原因は、風邪の菌が鼻水によって鼻の奥から耳に入り炎症を起こすからです。
子供の場合、大人と違って耳の奥に菌が入り込みやすい構造になっていて、耳の管”耳管”という管が太く、耳に対して水平に近くなっています。
管が太くて耳に対して水平に近い。
そのため、子供は風邪の菌が鼻水から耳に入り込みやすくなっているという理由が考えられるそうです。
また他にも、子供の方が免疫がないのでよく風邪を引きますよね。
大人よりも多い印象になるのはよく風邪をひくからであって、大人になったら中耳炎にならないというわけではありませんが、比較的子供が多くなるのも構造の違いからと考えられているようですね。
中耳炎を予防するには?
中耳炎になる原因は風邪をひいて菌が鼻水から耳に入り込むこと。
風邪を引かないように日頃から注意することが予防策となります。
そして鼻水はこまめに排出することです。
小さい子は自分で鼻をかめませんから、なかなか難しいですよね。
鼻の下で鼻水が固まって、出てこられないようになってるぐらい放置するとカッチカチでばい菌である鼻水が排出されていません。
保育園に行っている間は鼻水はこまめにやってもらえないので、せめて帰宅してからしっかりとってあげたほうが良いです。
鼻水を出すには風呂上りがおすすめ!
娘が通っている耳鼻科では、湯船につかったお風呂のあとに鼻水が柔らかくなったところで吸い取るのが効果的だと言っていました。

でも娘は保育園に行ってる間にどうしても悪化してました。
鼻水をとる行為は医療行為でたいがいの園では出来ないはずです。結局、我が家は娘のために保育園辞め家で面倒を見るようになったら、チュービング手術のお陰でもありますが、中耳炎殆ど起こさなくなりました。
朝起きた時に鼻がカッピカピになっていて、鼻水が止まっている! 我が家はこんな対策➡
綿棒とあかちゃんのおしりふき1センチぐらいの細長く破ったのを用意。
綿棒の先に細長いおしりふきを巻き、くるくる。
子供の鼻に入るサイズにしたら、ひったひたにぬるま湯か水にひたして、ぶよぶよに。
綿棒が水分を含んだら、子供の鼻に。
少しだけでいいのでちょっとグリグリ。※やりすぎて鼻血注意。
カッピカピの鼻水がふやけてとれやすくなります。
そのままにしているとカチカチ鼻水のせいで鼻が落ちなくなるので、朝これやってました。
寝ていて止まってたのがズルズル出てきてくれることもあるので、お出かけ前に少し鼻水排出を促す感じですね。
ただし、朝からお風呂に入れないのでやっていたことで自己責任でお願いしますね。
くれぐれも鼻の奥に刺し過ぎたり、ぐりぐりし過ぎて皮膚痛めないようにやさし~く💕

綿棒だけだと細すぎてちょっと痛いので、
おしりふき巻き巻き水分量増し増しします。
小さい子の鼻水取りグッズ
中耳炎を予防するには風邪予防と鼻水をこまめにとることです。
鼻水は小さい子は自分でかめないので、よくお世話になるのが鼻水吸いとりグッズですよね。
我が家はこの重要性に気が付かず、結局手動のものでやりすごしてしまって後悔しています。
ダントツ人気!メルシーポット
これ買えば良かった!と言うアイテムが、小児科と耳鼻科医がおすすめする
「メルシーポット」
耳鼻科レベルにパワフルな吸引力で、1台あると随分便利だと思います。

かかりつけの耳鼻科に、鼻水うまくとれないから鼻水を吸いにだけ来てもいいよ~!と言われ結構通いましたが、これがあれば家庭でも対応できますよね!
ママ鼻水とって
鼻水 キュートル
鼻水シュポシュポとる感じのスポイントみたいな「キュートル」
我が家が一番長く使った商品だと思います。
でも手動でスポイトのような感じで吸い取るので、弱い吸引力でじんわりとです。
自動には叶わないんだろうなと思いつつ、お金がなくて機械が買えなかったので結構長く使いました。
子供に多い中耳炎の症状や治療法についてまとめ
いかがでしたでしょうか?
中耳炎は風邪が原因だということがわかりましたね。
風邪と言えば、小さい子がよくかかるイメージ。
免疫が少ないので大人に比べたら、必然的に子供が多くなるうえ、構造上耳に菌が入りい込みやすいのだとか。
そしてばい菌がいっぱいの鼻水が耳の奥から入り込むことで中耳炎が起きます。
風邪を引いても鼻水の排出はこまめにするよう心がけるのが中耳炎予防策と言えますね。
抗生物質で治療をしますが、治りが悪く炎症反応が強くて高熱が続くと我が子のように入院治療も。
そして慢性的に繰り返されるようだと判断されると、チュービング手術と言う方法もあります。
どんなに中耳炎について調べ、どんなにケアをしてきてもどうしても・・。と言う場合。
我が子もチュービング手術を0歳11か月で行い、片方が2年ちょっと前に抜け落ち、もう片方が2年ジャストの月に抜け落ちました。
しっかり役目を果たしてくれて、術後の中耳炎による高熱をよくコントロールしてくれたと思います。
でも、ここから自論なんですが・・・
家の母、風邪を引くといきなり中耳炎症状なんです。
60歳を過ぎていますが、今年なんて2回目の急性中耳炎です。
私も小学校入学したぐらいから中耳炎は落ち着くはずと言われていたのに、小学校低学年のうちはまだまだ中耳炎起こしていました。
家の家系、中耳炎多いのかなぁ?なんて思っていたりします。
医学的根拠!?どうなんでしょう。これはまた今度!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
ジャンヌ
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