せっかく時間かけて調理したかぼちゃなのに、水っぽくて美味しくないと言う悩み。
最初からそのかぼちゃの特性に合ったレシピにしていれば、食べにくいこともないんですよね。
うちはやや田舎で畑の収穫物を頂くことが多いため、かぼちゃがいっぱいあります。
色んなかぼちゃを食べますが、見た目も切ってみても全く判断がついていません。
ポイント
なぜ水っぽいかぼちゃなのか?
見分け方について調べてみました。
目次
かぼちゃが水っぽい!水っぽくなる原因
安心してください。
水っぽいかぼちゃは料理の仕方が悪いわけじゃない!
ということがわかりました。
かぼちゃをお鍋で煮てもレンジで加熱しても、べちゃべちゃなかぼちゃはべちゃべちゃのまま。
考えられる原因は大きく2つ
- 収穫が早すぎた
- 収穫後の追熟(ついじゅく)が足りなかった
主にこの原因が影響することで、かぼちゃがべちゃべちゃになると考えられています。
理由を詳しく解説します。
本来ホクホクしているはずの品種がなぜ水っぽい?
収穫が早すぎた
かぼちゃは開花してから25日程で収穫できるほどのサイズまで成長します。
収穫できるサイズにはなっていますが、
かぼちゃの”実”は完全に熟していないため水っぽい状態になっています。
かぼちゃはとれたての新鮮なものが美味しいわけではありません。
この頃に収穫されてすぐに食べてしまうと、水っぽいかぼちゃだと言えます。
収穫後の追熟が足りなかった
先ほどお話しましたように、収穫できるサイズになってもまだ熟していないんです。
サイズ的にOKで収穫されたかぼちゃは、まだ完熟しておらず水っぽい。
美味しく食べるには、収穫したあとにも十分に追熟をさせてから食べます。
しっかりと熟成が進むとでんぷんが分解されて糖分に変わり、ホクホクした食感で甘みも増してきます。
かぼちゃはどのぐらいで熟成する?
かぼちゃはだいたい夏に収穫されて、秋~冬頃にしっかりと熟成します。
このぐらいの期間を経て熟成完了すると言う事は、結構かかりますね。
かぼちゃや栗は秋の味覚と言いますが、まさしく食べごろのことを意味しているのか「夏」に収穫はされるものの秋が食べごろと言うわけなんでしょう。
熟成しても水っぽい品種もある
ハロウィンで使われるようなオレンジ色のかぼちゃをご存知でしょうか?
あまり食用として流通していない品種はどうやったって水っぽいです。
また、ねっとりした特徴の品種もあります。
筆者はこのかぼちゃ、試しに調理したことがあります。
「おもちゃかぼちゃ」と言われて親戚にもらいましたが、もったいなくて食べてみようと。
やっぱりどうやったってべちゃべちゃしていて味も薄く、甘さはないし美味しくなかったです。(苦笑)
ほくほく美味しいかぼちゃの見分け方4選(まるごと1個編)
①皮の色や模様
皮の色が濃くて、模様がはっきりしているもの。
- そして日本かぼちゃは白く粉をふいたものが良いとされています。
- 西洋かぼちゃだと艶のあるものが良いとされているようです。
かぼちゃの軸の部分
軸が太くて切り口がしっかり乾燥しているもの。
コルクのようによく乾いたものが熟成しています。
さらには軸の周りが凹んでいるものが良いでしょう。
形良いもの
綺麗に左右対称に丸くなっているもの。
形がいびつな物は受粉不良の物なので避けた方が良いです。
重さと硬さ
手に持った時にずっしりと重みを感じるもので、皮が硬くて爪を立てても凹まないようなものが良いでしょう。
皮がやわらかくてぬるぬるしている場合は、未熟なかぼちゃである可能性が高いです。
ほくほく美味しいかぼちゃの見分け方3選(カット済み編)
半分、1/4カットでラップされているかぼちゃを購入する場合の見分け方は以下の条件。
3つのがポイント
果肉の色が濃いオレンジ
肉厚なもの
種がぎっしりふっくらしたものの方が熟成されている
種が薄っぺらいものだと未熟なうちに収穫されて、甘みやホクホクさが足りない可能性が高い個体です。
さらには、種がワタの中に沈んだようになっているかぼちゃは、
”熟しすぎて”水っぽい可能性がある”
らしいのでご注意を。
ほくほく美味しいかぼちゃの見分け方:番外編
ちなみにかぼちゃを切ったときに「スパッ」と切れたら水っぽい可能性があるようです。
うちはよく頂くので物置に複数のかぼちゃがあるのですが、軸の部分や色から判断して良さそうなものを使っていきます。
ただ、「スパッ」と切れたら急遽水っぽさがあってもいいレシピに切り替える工夫をしています。
かぼちゃが水っぽい!ほくほくかぼちゃの見分け方のまとめ
いかがでしたでしょうか?
うちも、もらったかぼちゃを熟させるという作業をしてみようと思いました。
スーパーで買うときは、ヘタの乾燥具合チェックするようにしてみたいと思います。
あとはめっちゃオレンジ色は美味しいかもです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ジャンヌ