コールセンターの求人って、時給が高いし「選べるシフト!」だとか、子育てママにとっては融通利きそうで気になったことありませんか?
私なりに産後の復帰先としてめちゃくちゃ調べた結果、この業界いい!
きっといいに違いない!
そう思っていたコールセンター業界。
近頃は商品の裏に「カスタマーセンターへの電話番号」が書いてあったり、その商品についての詳細は「お電話1本で」と言うのが増えてきていますよね。
つまり、コールセンター業務は需要があることは確かだと思います。
需要が多いなら人手が必要!
産後の主婦でも面接に受かりやすいかも?
ただ、やたらと求人が多すぎてブラックなところもあるのではないかと気になりますよね。
つまりはやたらと人が辞めているから求人が多いのでは?ということ。
どんな理由でやめてるのかなぁ?
変なお客さんとかもいそうだからメンタルきつい?
時給は高いけど厳しい労働なのかなぁ?
私の経験を交え、コールセンターの仕事についてお話していきます。
コールセンターの需要は高まっているので人手も必要
これは、私が実際に1カ月ほどコールセンターで働かせていただいたとある企業の担当者の方が言っていました。

最近、コールセンターの求人が多いので気になっています。
申し上げにくいのですが、人がやめやすいだとかの理由なのでしょうか?

いやいや、理由は単純に需要が増えたからなんです。
もちろん顔の見えない相手と話すことはスキルが必要ですから色々しんどい事もあるのですが、身近な商品でも、身近な各種サービスでもなんでもコールセンターの番号が載っていますよね?
そこで働く人が必要で需要はどんどん高まっており、この業界は急成長をしています。
こんな話が出てきました。
昔と違い、このご時世ご自宅に訪問をしての営業が少なくなってきています。
あなたも、何かの契約だとか商品の宣伝だとかを家に営業がきて話を聞くってこと少なくなったと思いませんか?
我が家も昔は家に営業が商品の宣伝に尋ねてきたり、浄水器の訪問販売など、どなたかが来ることがありました。
ところが、最近では物騒なので最近はドアをあけることすらして差し上げてませんね。
正直なところ、相手が本当にそういう目的で来ている人物なのか信用ならないのでなかなか家に招き入れることはしなくなりました。
それと同時に、家に行かなきゃ物が売れないとか契約が伸ばせないっていう時代でもなくなったんですね。
このような流れから、コールセンターの仕事の需要は高まり以前より「単純に働く人が必要になっている」ということが求人を多く見る理由でもあります。
ここの理由を聞かされると、「嫌で辞めている人が多いからいっぱい求人出てるんだ?」というちょっとした勘違いもなくなるかも知れません。
とは言え、もちろんメンタルがしんどいので続かない人もいるという事もあるので間違いではありません。
でも、時代は何かと「人と会わなくてもしたいことが出来る」という事が増えてますからね。
テレフォンショッピング、保険のサポート、情報サービス系。
そもそもコールセンターのお仕事大きく2つに分かれるため、退職理由はそれぞれになってくる。
私が1カ月だけお世話になったコールセンターは、守秘義務があるのでダイレクトに業務をお話することは出来ませんが、要は売っている商品が欲しいお客さんから電話を受けるセンター。
- インバウンド(電話受信)・・・相手のお客様が必要があって電話をかけてくるパターン。
- アウトバウンド(電話発信)・・・例えば、おすすめしたい商品について電話をかけたりするオペレーター。
大きく2つに立ち位置が変わるので、ここで退職の理由が変わってくると言えます。
私は先輩とこんな会話をしました。

インバウンドだと相手が興味があって必要だから電話をしてくるため、比較的ちゃんと話は聞いてもらえますね。
ただ、自分が要求したものがなかったとか要望に応えられないことになるとお怒りになる方もいるので、ひたすら謝り倒すしかないんですよ。
数量が決められたものや期間限定のものもあるので、こればっかりは仕方ないですね。

なるほどですね。
思ったよりもそこのところの辛さはないんですね。
てっきり理不尽に怒鳴られたりするもんかと思いました。

理不尽に怒鳴られることもあるんですが、どっちかと言えば発信の方がそうなることもあって。
と言うのも、相手は興味があるのかわからないのに電話をかけて商品を宣伝したりするので結構しんどいことあるみたいですね。
私はそれがあってここの部署の仕事はいい方だと思ってます。

退職する人の理由も、そこらへんで変わりそうですね。

そうそう。なので退職理由を質問していただいたんですけど、一概にメンタルキツイからやめていくんです!とかなくて、理由は様々ですね。
あとわりと多いのは、本当につきたい仕事につくまでのつなぎの人だとやりたい仕事に受かったのでやめるって人もいます。
特にこういう仕事は24時間やってたりするので深夜は大学生の方が多い傾向にあるんですよね。
そうすると就職の春には一気に戦力が消えるので、毎年私たちヒ~ヒ~人材育成にまた力を注ぐ感じなんですよ。
こんなお話を聞かせていただきました。
確かに、受信と発信では「悩み」も違ってきそうです。
コールセンターの退職 理由はどんなことが多い?
はてさて、一番気になるのはここです。
コールセンターの退職理由で多いことってなに?
受信と発信で違うとは言え、全体的にどんな理由でやめるのでしょうか。
上司とこんな会話を交わしたことがあります。

リーダー質問いいですか?
私は産後の再就職1発目なので、出来るだけ長く続けられたらいいなとワクワクしていますが、辞める人が多い印象もあるので不安もあります。
例えばどんなことが苦しくて辞める方が多いですか?

私が知る限りだとご家庭の事情だったり、コールセンターって座って話しているだけとは言え、喋るってことは結構体力消耗する仕事なんですよね。
常に頭で色んなこと考えて手先動かしてるので1日働いたらヘトヘトで、そこで出世して上に行けば現場から離れられるけどそうもいかないとちょっと疲れちゃうってのもあるかも知れませんね。
私もそう思ったことがありますので、試験を受けて今は指導者になりました。

お客さんに怒鳴られてしんどいとかないんですか?

そういうのが辛いって子もいたけど、それが一番大きな原因でということではないと思いますね。
ここの部署だとインバウンドなのであんまりそういうお客さんには当たらなくて、たまにあっても普段はほとんどが普通に対応して終了する相手なので。

なるほど、あまり怒鳴られたり怒られたりする内容の電話を受けるセンターではないんですね。ここは。
という事で先輩からの退職理由のお話だと「何が一番ってこともない」ということなので、コールセンターの退職理由をネットでリサーチしました。
コールセンター退職 理由その1.クレーマー対応
コールセンターで働いたことがない人の印象は、クレーマー対応が心配じゃありませんか?
私はクレーマーにびくびくしていましたが、嫌で辞める理由のひとつでもあるようですね。
怒鳴られても理不尽なことをいわれても、とにかくこっちが反撃しちゃいけないんです。
これが怖いだとかの恐怖心と加え、日に日に理不尽にどらり散らされることにストレスを感じたりするようになるともう続けられない気持ちでいっぱいですよね。
発信業務だと相手が興味もないのに話を聞かなきゃいけないので、ここまで酷くなくても聞きたくない口調だったり、雑な聞き方をされる場合もあるようです。
受信だとしても、例えば希望の商品がなかったりしたら理不尽に怒る人もいるかも知れませんね。
誰が悪いわけでもないことでも、コールセンターの人は怒っちゃいけないし反撃しちゃいけないので、ストレスはたまりそうです。
コールセンター退職 理由その2.体への負担
私の就職したコールセンターの先輩が話していた理由ですね。
意外なことに、辞める理由として「体への負担」があげられます。
喋り続けると日々喉のケアも必要ですし、意外と喋ってるってことは疲れることだと私も痛感しました。
仕事が終わると脳みそフル回転で喋り続けているせいか、かなりクタクタになっていました。
一方で、私は総務事務や一般事務などの経験が15年以上ありますが、この業種だとコールセンターほど失敗出来ない会話をし続けることもないですし、自分のペースでお手洗いなんかも行きやすいので気持ち的にも楽だったと思います。
そう考えると顔が見えないお客様相手に勤務時間中ほとんどしゃべっているというのは、結構な体力・精神力の削れような気がしますね。
コールセンター退職 理由その3.人間関係
コールセンターに限った話ではありませんが、ワンフロアーにたくさんのオペレータがいたりしますので人間関係が難しいケースもあります。
私の体験上でも、たくさんの先輩や同僚がいて、上長も複数いたりするとなかなかうまく立ちまわれないこともあるのかなと思います。
特に女性は多い傾向にありますから、お昼休憩の時の派閥、女性上司と合わないだとかの問題が発生しやすいこともあるかと思いましたね。
ちなみに私の場合、既にそれぞれのグループ?的なものがあってお昼は独りぼっちでしたね。
人が多い職場の輪に入るのって結構勇気がいります。
ただ、コールセンターの仕事は電話をかけて喋っているか電話を受けて喋っているのが仕事。
割と周りの人間と絡んでいる時間が少ないので、人間関係が悪化してやりにくくなるには他の業種に比べたら時間がかかりそうな印象でした。
お客様以外に社内の人とはそんなに話す時間がないってことですね。
通常のオフィスと違い仲間と話し合ったり上司と話し合ったりする時間は短めに思いました。
コールセンター退職 理由その4.希望の仕事に就くまでのつなぎの仕事
これも先輩が言っていた話で、大学生の方やフリーターが本当につきたい仕事につくまでの生活のための仕事だったりするので、ずっと継続して勤務している人は少なく、辞める人が多いみたいです。
コールセンターは時給が高めに設定されているため、「生活するためにとりあえず」という人がはじめやすいのかなと思います。
芸人さんとか俳優さんも、下積み時代にテレビにたくさん出れるようになるまでコールセンターの深夜のバイトをしていたという人の話をちらほら聞きますよね。
コールセンター退職 理由その5.意外と覚える事が多い
これは実際に入社したら納得しちゃいました。
と言うのも、同期で入社した人が別の部署に配属になって、そこはとにかく売りたい商品のあれこれを頭で記憶するのが大前提だったみたいです。
事典みたいなマニュアルがすでに辛いと言っていました。
私は初めてコールセンター業界に入り受信業務になりましたが、人事部の配慮により”発信業務だと逆に色々覚えていないと難しい”という理由から「受信」に。
それでもすでに、さほど興味のないことなのに必要最低限の知識として覚えることがいっぱいあったので、何でもパソコンの画面に出てきて話せばいいだけ?なんて印象と違うと思ったことがあります。

いや~もっと専用システムとかあって、もっと簡単に覚えてなくても話せる仕組みがあるんだと思ったら意外とマニュアル操作なんだね💦
電話で話しながらパソコン操作するなんて、私は得意だから!
と思っていたのに、いざ話はじめるとトークに必死なので手先がそんなに動かないんです💦
それと相手の方の会話のテンポもあるので、調べる時間ってあんまりゆっくりはできないんです。
そのため、何から何まで調べて回答していると時間がかかるのでなるべく記憶しましょう!と指導されるのも納得。
その他、電話応対のマナーやテクニック、取り扱う商品によっては興味がないとか、そもそも複雑なことだとかで配属部署によって難しさは変わってくると思います。
私は研修中にやめてしまった人を見たことがありますが、私が就職したところではそれも珍しくはないと聞いていました。
やはり、覚えなきゃならないことの向き不向きはあるようですね。
コールセンター退職 理由その6.ノルマが嫌
電話でお客様と話すだけでいいんじゃないの?
いやいや、ノルマがあります。
そりゃ嫌だな~って人いると思います。
コールセンターの仕事にもノルマがある場合があり、発信業務だとただただ電話をかけて一生懸命商品を売るつもりもないと困りますから、契約を何本とるだとか何個売るだとかがある場合があります。
営業の仕事なんてしたことないから無理💦
って人もいるかもですね。
コールセンター退職 理由その7.将来を考えると役に立つスキルなのか不安
これも先輩が言っていた理由であり、将来の不安を感じてやめるってことです。
私が聞いた実例だと、大学生で深夜働いてくれていた男性が就職と共に辞めるのも勿体ないのでひきとめたところ、「コールセンターの仕事をしていると、職を変えたい時にコールセンター業界を転々とすることしかなさそう」という理由。
喋ることに慣れた達人になったら、同業界でスキルを活かすことが出来ると想像できますよね。
ですが、これを生かしたいなら強いて言えば同じコールセンター業界。
とは言え、会社によって商品知識なんかは違っていて覚え直しですから、将来の不安を感じる人もいるようです。
そのままずっと残る人だと、出世して人材の育成だとかに携わっていく感じになり、喋る仕事はずっと続ける立ち位置じゃなくなるのが自然な流れでしょう。
ただ、手ごわいクレーマーの方の対応をするようになったり、人の管理をするようになったりなので、業界に残って出世を目指すにしても向き不向きが出てきそうですね。
コールセンター退職 理由その8.ブラックなコールセンター
これはコールセンターに限ったことではありませんが、ブラックなところに当たってしまってやめる人もいますね。
キツイ上に会社の仕組みもブラックとなれば、あまり我慢せずに辞める人もいるでしょう。
コールセンターの退職 理由として多いことを踏まえて、なぜ時給が高い?
私は勝手に「時給が高くないとやりたくはないから?」と思っていたのも間違えではないかもです。
と言うのも、単純にかなり責任が必要な立場で覚えることも多め。
部署によってはかなりの専門知識。
直接お客様と話すので、「企業の顔」でもある!
あなたもお店に入ったら、店員の人の印象って大事ですよね?
表情や挨拶で印象が決まると思いますが、コールセンターだと「声のみ!」というハードルの高さ。
大事な企業の顔として、時給が高いのではないか?と言うことのようで、全国的に時給は高めの設定となっておるようですね。
また、24時間体制のセンターで夜間帯だと必然的に時給は高くなります。
時給の良さの理由はそんなところのようです。
どの仕事もそうだと思いますが、専門職や報酬が高いお仕事は何かしら大変なポイントがあるものですよね。
私がコールセンターを退職したまさかの理由は〇〇が辛かったから
私、考えもしませんでした。
ただただ需要も多くて産後のママにも待遇が良さそうだと思ったコールセンターでしたが、続けられないと思った一番は喘息でした。
よくよく考えて見たら喋る仕事ですから、わかっても良さそうでしたが、全然頭になかったんです。
育児に疲れ風邪をこじらせたあかつきには、咳が止まりません。
通常の風邪の症状は3・4日で治せますが、1か月以上続く咳は喘息持ちだから。
咳き込んでオペレータとしてお話するにはあまりに相手にもよろしくない状況。
聞き取れればいいというものでもなく、私自身もつらいものでした。
咳を完全に止める方法はありません。
吸入器やなんかを使っても、喋る仕事は喉が乾燥しやすくて意外と咳が止まらなくて困ったものでした。
喘息持ちならコールセンターの仕事は避けた方がいいと痛感。
これが私が頑張ってもどんなに耐えてもコールセンターだけは続けられないと思った退職理由です。
コールセンターで働いてみたい方必見!おすすめしないタイプは?
私の体験上、コールセンターで働いてみて続くかどうかとは別でやめた方がいいタイプ3つ。
- メンタルが弱い人⇒何をするにもドキドキしすぎてメンタルが持たない。(私のこと)メンタルは簡単に鍛えられません。
- 人との関りが好きなので喋る仕事がしたい!⇒相手はお客様ばかりなので同僚や上司と色々絡んで仲良くやりたいタイプの人は寂しいかも。仕事を覚えたらほとんど単独営業所みたいな雰囲気もあるかなと。
- 喉が弱い人⇒続けたい意思とは裏腹に商売道具ともいえる喉が弱いと継続が困難。喉のケアや乾きが強いため、私は7時間労働で2リットルは軽く飲んじゃってました。喋ると喉乾きやすい人はひっきりなしに水分欲しくてしんどいかも。また、喘息や気管支炎の発作が出やすい人も仕事に影響しまくりなので向かない。(私のこと)
まとめ:コールセンターは意外と喋るのが辛い
いかがでしたでしょうか?
コールセンターをやめる理由はさまざまという結論になってしまいましたね。
なのでもし興味がある方が悩むのなら、”続きそうな要素が自分にあるか?”
から入ってみたらよいかなと思います。
とりあえず喘息持ちはおすすめできませんし、産後のママに対する待遇も受信業務であれば簡単に休みにくく都合がつけにくい会社が多いかも知れません。
問い合わせをしているのにオペレーターにお休みが多くて待ち時間が長いなんて、お客様にとっては知らんこっちゃですからね。
子供の都合で休みもありそうなら少しメンタルきつくなりそうですが、発信業務の方を選んだ方が賢明だろうと思われます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
ジャンヌ
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