頭金ゼロでもマイホームがもてる!
みたいな話をよく聞くようになった我が家。
夫氏の会社の同僚が続々と家を購入している話を聞き、「貯金なんかなくても買えたよ」と言われて我が家はすぐ本気にしました。(笑)
誰もが入念に人生設計をして貯金をし、マイホームを購入するための資金を用意出来るわけではありません。
我が家のように、毎月の生活はパツパツ、実家に転がり込んでいるけれど子供の成長とともに手狭、かと言ってこれ以上広い家を借りてみんなで引っ越そうという手もない。
親とはこのまま一緒に住み、老後のことも考えて暮らしていく流れ。
ただ・・・
ローンを組む夫氏の年齢的にも今がチャンスだが、貯金はゼロ。
貯金が貯まるまでまとうか?
いやいや、数年たったら40歳を超えて一般的にローンが厳しい年齢になるからそうなったら諦めだ。
という時に同居の親が、私達に今がチャンスだと勧めてきます。
「老後の楽しみのために、畑がある家が欲しいなぁ・・・
じいじばあば元気に働いてるうちは住宅ローン払ってあげるよ!
最近頭金ゼロで買えるって聞くけどどうなの!?」と言い出す両親。
その言葉で動き出した私達。
私たちは詳しい調査などせず、会社の同僚の声だけで「貯金がなくても買えるんだ」と信じ、不動産の説明会を予約しました。
結局のところ、不動産の相談会にたった1回行きその流れでマイホーム購入。
夫氏の会社がろうきんの組合員であったため「ろうきん(北海道)」で住宅ローンを組む流れとなり、貯金ゼロでも住宅ローンは組めた!
ただ・・・実際は結構無理ありました。(苦笑)
我が家の実話を踏まえて思う
貯金ゼロでも住宅ローンは組めた!しかし貯金ゼロだと厳しかった話
詳しく聞いてって下さい。
目次
いつからローンの支払いがはじまる?貯金ゼロにはキツい利息のみ返済
結論から言うと、私たちは貯金がなくても住宅ローンが組めました。
組めるけど資金ゼロは無理ある!と思ったことが、住宅ローンがはじまるまでの
”利息の支払い”
家本体分の融資後、リフォーム完了までの間に家本体の融資に対する利息だけの支払いがはじまるということ。
不動産に「ローンの返済っていつからはじまりますか?」と聞いたら、「リフォーム終わってから融資実行されて、その後にはじまります」という説明を受けていました。
てっきりリフォーム中の数ヶ月はローン支払いなしかと思っていたら、あくまで”住宅ローンの支払い”はナシなんです。
どう言うことかと言うと、
「ろうきん(北海道)」の場合、融資が2回に分かれて実行されます。
1回目が家本体(土地込)の購入代金のみを融資、2回目がリフォーム完了後に融資。
1回目の家の購入代金は、ろうきんとしては融資が開始しています。
そこの支払いを、家が完成するまでなんにもしなくてもいいよということではなかったんです。
ろうきんで融資を2回に分ける理由ですが、リフォームをちゃんとやったか確認してから融資するという流れになるからだそうです。
要はやったと見せかけて多額のお金をちょろまかす”詐欺まがいのことを防ぐため”ですね。
家が完成したら「家本体(土地込)+リフォーム代」を合わせた融資額を一緒に払うことになりますよね?
これが”住宅ローン”という考え方になるわけです。
でも現段階では、家本体(土地込)だけお金を借りた状態。
この説明を、ろうきんの仮審査に合格後、本審査の申込みをしに直接伺った時にはじめて聞かされました。
もうその段階になってから家買うのやめますとは引き返せませんし、親に頼んでなんとかしようと言う作戦しかありませんでした。
我が家は家と土地代がすごく安い田舎物件を購入しているため、800万ちょっとの融資で利息が月1万5千円前後。(利息等金融機関によって当然異なるはずです)
この金額をリフォームが終わるまで払っていきます。
結局リフォームも2・3ヶ月が平気だと思うので、その間の話なんですが。
金額的に大したことがないと思うかも知れませんが、生活がカツカツで給料日まであと千円・・・なんて我が家みたいなご家庭なら絶対しんどくないですか!?
ここからは私の愚痴少し聞いて下さい。(笑)
不動産が言う「ローンの支払がはじまるのはいつから?」に対して「リフォーム終わったあと」という答えは間違ってはいないんでしょう。
けれど、利息については徴収がはじまると教えて欲しかったですね!
ただ不動産はローン担当者ではないので、詳しく詰めた話を聞くために私達が不動産と銀行どちらも最初に相談に行くべきだったと思っています。
ちなみに不動産の人に私達も銀行に直接相談に行くべきかと聞いたところ、「ローンについてもっと突っ込んで知りたければ、銀行行ってもいいですけど、逆に毎週のように担当者うちにきてるので逆に質問しておくこともできますよ?」と言う程度でした。
”住宅ローンについて一連の流れを知りたい方向け講座!”などと、ある程度相談会的にお話をしてもらって、そこから質問が出るかどうか?というところだと思うので、やはり最初にローン相談会みたいなものがあれば参加すべきと思いました。
とは言え私達のカツカツ生活は変わらないので、最初に利息の話があっても払えなかったでしょうけど、お金の話というのは何でも先に出さないと後出しジャンケンは印象良くないですね。
不動産によって、担当者によって、この手の話は最初に教えてくれるところもあると思いますが、うちはこういう流れだったので是非とも注意してもらいたいなと思いました。
ということで皆さんも、今の家の生活がありつつ家を買うと発生する支払いについて、貯金ゼロのカツカツ生活では対処しようがないとご理解いただけたでしょうか!?
貯金ゼロだと無理じゃない?手付金問題
続きまして我が家に発生した問題は、手付金問題。
こればっかりは色々とローンに組み込めるようになったとは言え、無理らしいです。
これはあまり私達のケースは発生しないと思うので、参考までにお話します。
私たちは「どこかで現金はいらないんですよね?」と入念に確認していました。
だって、貯金ゼロですから。(苦笑)
「何かとローンに組み込めちゃうので、今のところ現金ないですよ!」とニコッとされてて安心してました。
ところが内覧した物件に申込後、2週間ほど経過してから不動産より着信。
「トラブルが発生しました!」と事情を説明され、手付30万用意してほしいと。
どういうことかと説明!
たまたま行った不動産では手付金がないという画期的現代的?というか、そういう不動産でした。
不動産担当者いわく、「昔の不動産だと古い体質で手付があるところが多いけど、うちはもう手付システムがないので」と言ってました。
それに私達も不動産業界における「手付金」というのが意味がわかっておらず理解もしておらず、認識もしておらず「あー、そうなんだーこの不動産なんかのお金が0円なのね!ラッキー!」ぐらいでした。
ところが今回、不運にも不動産の持っている物件ではなくて他社の物件を紹介してもらったのが聞いてた話とズレてしまったポイント。
不動産情報を見ていたらたまたまいいと思った物件が他不動産のもので、その物件のことを相談してみると「他不動産のでも大丈夫なんですよ!」と言われてその物件を内覧し、購入申込みすることにしました。
申込みをして2週間ほどもして手付金の話が話が出たのは、先程も言ったように従来の不動産では手付金システムが残っている中、たまたま私達の行った不動産の物件では手付金システムがなかっただけ。
「手付金がない」という説明を受けていた私達、そして手付金がないシステムの不動産の担当者。
他不動産の物件を紹介するということは、他不動産のルールに法って手付金が必要になるという落ちだったんです。
それを担当者が確認しなかったのもいけませんが、相手に言われなかったと。
「基本ローンに組み込めますからとはお伝えしてしまったけど、手付金だけはごめんなさい!そもそもあるはずじゃなかったんですよ!僕、そういうふうに聞いてなかったんでお客さんにご案内しなかったんですよ!それにこれ売主さんの問題なんで、なくてもよしとする方だっているんで…」
と言われましたが、私たちからすると担当者の確認不足でしかありません。
みなさんも内覧時、手付金については住宅ローンに入れられないようなので必ず聞いておきましょう!
結局ここは交渉して10万まで下げてもらい、親に頼んで払ってもらいました。(苦笑)
不動産取得税の請求がえげつなかった
物件の融資が完了した日が6/30で、9/9には不動産取得税がやってきました。
不動産を購入するとその後1度切りだけ支払う必要がある税金です。
2ヶ月半ぐらいでしょうか、こういうお手続きは随分とお速く進みます。
支払期日が9/27となっておりますので、到着してたった18日間で用立てろと言うわけですね。
税金は容赦なく厳しいです。
私達のようになんの資金もなく家を買う運びとなった方は、これにビビると思います。
調べたら出てくる話なのですが、案外知らないまま買います。(笑)
うちのいとこが新築で家を買ったあとこの税金の通知が来て、営業から全く聞かされてないって怒ってたんですよね。でも税担当じゃないと逃げられればそれまで。
ただ私達一般人は不動産という入り口から家を買うわけで、そこでこの先の道に何があるかはある程度営業マンが教えてくれないと困りますよね。
さて、今回15万円ほどの請求!
詳しくは各市町村自治体の基準があるんだと思いますが、うちは15万円でした。
ちなみにわが町は北海道なので北海道の不動産取得税の支払いに関して言うと、軽減措置というものがありました。
とある基準を満たしていることで、支払いが最安のケースに該当すれば0円になります。
我が家の場合はここで衝撃の事実が発覚し、15万円とりあえず払うことになりました。
というのも、これ愚痴になりますが聞いて下さい。
軽減措置を受けるには家に関しての基準があり、じゃあOKなので軽減措置の手続きしたいですよ!となっても、その前に住民票を移して新居に住んでいる必要があったのです。
実は不動産に住宅の登記の申請で、今住んでいる住所から旦那一人だけでいいから住民票をうつせないか?と聞かれていました。
旦那が名義人の家なので、旦那だけでも新住所になっていれば司法書士の先生に新住所で書類を作ってもらえば一石二鳥だが、引越し後となると引越し後の住所で書き換えないとならずおまけに書士の先生への費用も少しかかると。
子供の手当だったり療育だったり、親と同じ住民票で同居状態でなければ何かと面倒かなと思ったのと、リフォーム費用が大幅に超えてしまったのでカットするためクロスの張り替えは全部私達でやることになったので、引っ越しがいつになるか読めなかった。
子供の園バスも引っ越し先はエリア外になってしまうためきてもらえない。
無理に早く引っ越す必要がない。
これらの事情で住民票を移すのはやめて、あとで費用払ってでも引っ越してから書き換えますにしたことが鬼門。
軽減措置の申請をする要件を満たせず、一旦支払ってあとで還付してもらう手続きになりました。
軽減措置で払う額はたしていくら下がるの?
と心配になり、電話で聞いてみると・・・
我が家の場合の概算の見立てを聞いてみましたが、住宅のほうが約6万→0円、隣接するドッグランみたいな土地が家の土地と同じぐらいあるのですが、8万→5万円弱のみの支払い予測。
で、11万円ほどは軽減措置で還付されるのではないか?と案内されています。
これもまた買った物件、土地によって価値が違ってこの税金額も違うんだと思うので全く参考にならない話になりますが、うちはこんな感じ。
いやしかし、引っ越してないので実際の還付金がわかりませんが、こりゃ痛い。
15万とりあえず18日以内に一括支払いです。
やっぱり、何も蓄えのない人にとっては難しい話だと思います。
4月にもなれば、固定資産も来ますから貯金ゼロは実質支払不能になりますね。(苦笑)
実際の還付に関してはまたわか次第、アップします。
\こちらの記事で債務整理について触れてます/
貯金無しだが住宅ローン審査通った!でも貯金なしはやめたほうがいい。不動産取得税~まとめ~
いかがでしたでしょうか?
うちは経済的支援者の親がいなければ、ローン初回から支払い不能で借金地獄ですね。(苦笑)
不動産の話は結構複雑で、いろんな注意が必要です。
担当者も伝え漏れたりすると思いますし、私達聞く側も情報量が多すぎて混乱すると思います。
何度か聞いても混乱することがありますので、「不動産やりとり日記」みたいなものでも用意して記録することをおすすめします。
うちも不動産取得税については完全にやられたという感じなので、皆様も我が家のように調査不十分で苦労しないよう、この記事が参考になると嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
ジャンヌ